追加コメント

・・・胃カメラはどのくらいの期間でくりかえしたら良いでしょうか?

胃カメラの反復回数その他は年齢にもよると思いますが・・
「若いから・・・」 と記載がありますので・・・予想して一般論です。

この部分だけでなく、ピロリ菌がいる、いた、などで条件がかわりますが
ピロリ菌がいない(以前も含めて、いままで一度もピロリ菌がいた事がない状態)
なら1,5~2年でよいと自分なら判断です。

ただこのような条件は地域 (専門医がたくさんいて選択しがたくさんあるか、専門医はたくさんいなくて今かかっている医師にずとみてもらうしかないか? など いろいろ) でかわります。

・・・のでご自分で判断する必要があります。

このような条件は診てもらっている医師の考え方、経営方針 (ここがいろいろ条件でかわります) 人柄などで大幅に違うところです。

条件の部分が実は極めて重要な事 (一般の方でわかる方は大変すくないですが・・) なのです。

 

1年以上前からたまに胃の痛みがありました・・・

質問内容・・・

1年以上前からたまに胃の痛みがありました。

去年胃カメラをしたら『慢性胃炎』と言われました。

胃薬を服用してたのですが、今年の1月に激痛があって胃カメラをしたら『十二指腸潰瘍』の一歩手前と言われました。

それからも薬を服用していても胃痛や吐き気があってあまり治まらないで別の病院に行き胃カメラをしたら『逆流性食道炎』と言われました。

癌にもなると言われたのですが、画像を見て、癌になる可能性はありますか?

後、酷い方なのかまだ軽い方なのか教えて下さい

今は薬で症状は前よりマシにはなってますが、胃もたれ、胸焼け、食べた時の吐き気、ゲップはまだあります

よろしくお願いします

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・・癌にもなると言われたのですが、画像を見て、癌になる可能性はありますか?

メールには画像はなかったので一般論としてお答えです。

これはおそらく「バレット上皮」がありバレット食道という病態なので、可能性が高くなりますという意味だと思います。

絶対がんになる、というより可能性が高くなります・・という意味と解釈します。 程度によりますが、定期的な胃カメラ(胃内視鏡検査)はしたほうがよい場合が多くなります。 ただ写真を実際にみていないので一般論です。

・・後、酷い方なのかまだ軽い方なのか教えて下さい

これは自覚症状の場合は比較はできないのではないでしょうか?

画像の件は画像がないのでなんとも言えませんが、見てもらった医師に聞けば程度は教えてもらえるとおもうのですが?

・・・今は薬で症状は前よりマシにはなってますが、胃もたれ、胸焼け、食べた時の吐き気、ゲップはまだあります

逆流性食道炎がメインの病状であればかなりいろいろな条件が重なりますが、以下の点は必ずチェックするべきです。

ストレスがあると症状は良くなりにくい・・・社会人の場合は仕事が絡むと簡単ではありません。全くない人など逆にいるはずないし・・程度の差はあってもストレスはみんなありますよね・・・

体重が増えていくのはよくない・・・症状がどんどんひどくなる可能性が高い、要は腹が出てくると単純に服で締め付けられる程度がひどくなりますので逆流性食道炎に関しては増悪因子となります。

酸っぱいものはやめましょう・・・酢、柑橘類(みかん、れもんなど)

香辛料の使いすぎ、

ココナッツ(ココア、チョコレートなど)も良くないようです。

さらにこれは経験論なのですが、寝るときに右をしたにして寝る方はもし症状がある場合は左をしたにして寝ることで改善する場合があるようです。

制酸剤はパリエットを処方してもらってみてください。

以上です。

経鼻内視鏡検査と経口内視鏡検査の比較・胃病変

上記は経鼻内視鏡検査での観察です。

30秒あたりに実は下の経口内視鏡検査でははっきり写っている病変があります。

分かってみてもよくわかりません。

この差は極めて大きいです。

 

 

動画の一番はじめに写っている病変は早期胃癌などの可能性がありますが・・・

経鼻内視鏡検査ではほとんど認識されずに病理検査をしよう・・・とは思いません。

ピロリ菌陽性、ペプシノーゲン検査陽性など 胃癌のリスクファクターが高い方に関しては経鼻内視鏡検査はおすすめできないな~というのが自分の印象です。

このような検証をしている専門医はあまりいないと思います。

大丈夫です・・・差はありません・・・と言っている医師には正確に検証してもらいたいと思います。

自分だったらどうするのか? という点もよく考慮して発言してもらいたいものです。

その他動画を多く使用した胃カメラサイトを作ってみました。

経鼻内視鏡検査と経口内視鏡検査の比較・食道

上記は経鼻内視鏡検査での食道です。
すこし見にくいな・・・
少し前のファイバースコープという感じです。
光量が少ないために画面が均一には見えていないのが一番まずい内容だと思います。

ぱっと見て鮮明さが違います。
この違いは早期癌の発見には大きいです。

毛細血管が消失していることが異常発見のきっかけになることが多いのですから、毛細血管が見えない・・・というのは明らかに不利です。

逆流性食道炎の程度

日本独自も少しありますが、以下の分類が一般的です。

Grade N:正常粘膜

Grade M:明らかな糜爛や潰瘍がなく、発赤だけを認めるもの

Grade A:粘膜障害が粘膜ひだに限局し、5mm以内のもの

Grade B:粘膜障害が粘膜ひだに限局し、5mm以上で相互に癒合しないもの

Grade C:複数の粘膜ひだにわたって癒合し、全周の75%を超えないもの

Grade D:全周の75%以上にまたがるもの

 個人的な見解ですが・・・

グレイドM は発赤だけではなく食道粘膜が白くなっているものも、該当するような気がします。 なぜならプロトンインヒビター(PPI)を投与するとほとんどの方が症状がなくなります。

胃ポリープの生検の実際

動画の解説をすることにします。

一般の方がみてもよくはわからないかも(当たり前ですが)しれませんが・・・・

私が実際にしている内視鏡検査はかなり丁寧です。

ここで普通の方は

「丁寧にしているのはいいことだ・・・」 と普通うは思うと思います。

確かに良いことなのですが・・・普通に(喉の麻酔だけの普通の胃カメラ)検査をするとこれは大変、ほんとに大変・・・苦しいです。

自分も何度か普通に苦しい胃内視鏡検査を受けていますので自信?をもって断言します。

どうして苦しいのか? は自分が内視鏡検査を受けてわかりました。

空気を入れていくと苦しいのです。 内視鏡検査を自分で受けたことのない医師はこの事がわかっていない方が多いようです。 特に初心者の頃は余裕がなくわからないようです。

ですが、特殊な胃癌(とくに悪性度が高い胃癌)などは空気をたくさん入れてヒダを広げてよく観察しないと見逃すことがあります。

動画のはじめの部分は空気をいれてヒダを広げるのに時間がかなり余分にかかっている事がわかります。

後半画面だけではなにをしているのか? わかりにくいですが、胃内視鏡を反転させて処置をする場合はなかなか思うようには動きません。

なぜなら曲げることができる角度に限界があるからです。

そのために曲げ方をいろいろ工夫したり、空気の量をかえたり、試行錯誤しています。

生検鉗子で胃の粘膜が少し傷ついてしまいましたが、あれくらいは放置していればすぐ治ります。

 

食道の精査

食道の精査(精密検査)にはルゴールという特殊な液体を散布します。

これにより食道癌の発見が極めて正確にてきるようになります。

・・・がどうして全員にしないのか? という疑問が出ます。

理由は大変だから・・・です。

患者さんにも医療施設にも・・・です。

とくに麻酔を使用しないで胃内視鏡検査をしている施設では、必ず内視鏡検査の時間は長くなりますし、検査後の不快感は増悪しています。

それで早期食道がんは発見できればそれは素晴らしいのですが、いつもそうはいきません。

あそこで胃内視鏡検査をしたら「すんごいきつかった・・・」 といううわさが流れますとその後の再検査や、他の患者さんの来院に響きますので・・・

この検査をする場合には少し、食道がんのハイリスク(食道がんになり易い人)に限定して精密検査を行う方が現実的ではないかな? と自分的には感じます。

他のページにも書きましたが、食道がんになり易い人・・・

タバコを吸う人

あついものをあまり冷まさず飲む習慣のある方

口腔癌のある方

お酒(特に濃度の濃い)を良く飲む方

お酒と、煙草を両方たしなむ方はさらにハイリスクとなります。

 

ルゴール液は残りをキチンと吸引しないと気分が悪くなります。

 

 

食道を詳しく観察するためにはルゴール液を散布します。

この液体はそのまますると気分が悪くなることが多いです。

胃内に残っている場合は吸引をキチンとしないといけません。

結構吸引されない医師がいるように感じますが、検査後の患者さんに確認するとキチンと吸引した方が良いです。

さて・・・食道癌になりやすい人は

  • タバコを吸う人
  • お酒(特に濃度の高いお酒を飲む人)
  • お茶を冷まさず飲む方

などです。

注意しましょう・・・・

 しかし、実際にこのルゴールを散布された方のご意見を確認すると相当にきついようです。

そのため明らかに食道がんになり易い方(上記の方)などにルゴールの散布は限定してした方が良いかもしれません。

また散布する場合は麻酔を使用した方がよいのかも・・・

繰り返しますが・・・上記の食道癌の危険性が高い人は必ずルゴール液を散布するべきだと考えます。

そのためには検査前の問診である程度はっきりさせておく必要があります。

また以前に何らかの食道腫瘍、口腔内腫瘍があった場合は必ずルゴールは散布すべきですが・・・この点をキチンと履行している医師は多くないように思います。

特に外科系の医師は手術におおきな関心がいってしまい、再発予防・再発早期発見という概念に欠ける傾向にありますので、検査を担当医が施行されない場合には患者さん側から希望を出されたほうが良いと思います。

ただこの場合の言い方は極めて重要ですし、医師によっては難しい場合があります・・・・

最近思うのは謙虚さがないのはおおきなマイナス因子と思うようになりました。

ただ患者さん側にも良識が足らない方が多くなった・・・とも感じます。

バランスが大変難しいところです。

食道腫瘍?

 まだ病理結果は出ていませんが・・・・

粘膜下腫瘍のようです。

顆粒細胞腫でした。

この病気はかなりまれです。

自分の場合で実際に遭遇?したのは おそらく3人目? 位だと思います。

自分の場合で今まで2万例弱の患者さんの内視鏡検査をしています。

そのうち2もしくは3例ですから・・・

一万人の内視鏡検査をしたら一人お目にかかるか? くらいの頻度かもしれません。

この場合極めてまれに悪性の場合があると報告されています。

つまりフォローアップする場合に悪性の可能性があるのか? 高いのか? ということが問題になります。

サイトを作成しているので興味がある方はご覧になって下さい。

専門家の方がみてもあまり意味はないとおもいますが一般の方が見るには十分な内容だと思っています・・・というか、日本語の文献ではこれ以上はありませんでした。